男性の助産師について

まず、助産師は女性の方が好ましいということはひとまず言える。それは言うまでもなく、女性器と直に接する職業であるからである。 賛成派は、男性の産婦人科医もいるのになぜ助産師はダメなのかという議論を持ち出す。統計を取ったわけではないが、おそらく…

スケベであることは非難に値するか?

スケベであること、またはスケベな人は通常好ましくない属性または人と考えられている。社会的地位のある人がスケベであることを積極的に示すことは地位からの転落につながりかねない。しかし、スケベであることに非難される合理的な理由があるだろうか? ま…

「メランコリア」@ブルク13

ストーリーよりも、リアリティやディテールに注目すべき映画だと思った。 メランコリアの存在感がすごい。2つの月のシーン、電柱からの放電、不吉な重低音などとにかくリアルだった。 メランコリアはアンタレスを遮って、地球へと向かう。ブランショによると…

文学部で学ぶ意義

最近創設された大学にはまず文学部がない。このことは文学部がもはや必要ないと考えられているかのように思える。しかし、本当にそうだろうか。 ここでは文学部で文学を学ぶ意義について考えてみたい。 文学は、テキストにより人間の内面を深く探ることに主…

「絶対の愛」

キム・ギドクの映画の中でベストかも。テーマは愛の唯一性である。Timeという原題は、時間に経過による、愛欲の低下に関連付けられると思う。 セヒは、恋人のジウが別の女を思い自分を抱いたことに、悲しみを覚えて、整形手術を受け別人になり、常にジウの関…

クラブイベント@ageha

初のageha出撃だった。しかし、京葉線のホームの遠いこと。 agehaも新木場から結構歩いた。 外のロッカーに荷物を入れて、エントランスに入る。途中、映画のチケット売り場みたいなところで、入場料を支払う。 いよいよ会場への入場口に。驚いたのは、入念な…

「クライング・ゲーム」

IRA絡みの話だが、社会派の映画ではない。 ラカンの有名な(悪名高い)テーゼ「男女関係は存在しない」を表す例として、ジジェクが言及していた映画だ。 見て良かったと思ったのは、重要な役でフォレスト・ウィテカーが出ていたことだ。味のある役者だと思う…

「ミスター・ノーバディ」

「ファム・ファタール」に似ているように思った。浴室のシーンとか。この映画を一言で示すと「パラレルワールド x 純愛 x SF」と言えるだろうか。 3人の女の子の誰と結婚するか、離婚した両親のどちらに付くかなどの組み合わせで幾通りもの人生が描かれる。…

ラストデイ

2011年の最後の日、カウントダウンの場所に選んだのは川崎ラ・チッタデッラ。 7時半頃ラ・チッタデッラ着。目に付いたイタ飯屋に入る。なかなか良い感じの店だった。食事後、ファミレスに移り、23時40分頃外に出る。その時点で大勢の人で広場が埋め尽くされ…

「さすらい」

長い映画だった。冒頭のフォルクスワーゲンが爆走して、湖に突っ込むシーンが鮮やか。 最初は二人の男の背景がわからず、話に入り込めなかった。 テーマは最後の方までわからなかったが、最後の会話でようやくかなりクリアになった。ラストの会話はかなり共…

「エッセンシャル・キリング」@アップリンク

たまたまツイッターで公開中であることを知り、見に行った。 ランボー+タルコフスキーというコピーのとおり、アクションシーンが見ものではある。タルコフスキー的なのは終盤だろうか。 僕は「変態村」にも似ているように思った。たぶんストーリーがシンプ…

「都会のアリス」

ロードムービーでヌーヴェルヴァーグ風の映画。 モノレールが車道の上を走っているというアムステルダムの街の風景がおもしろかった。 アリスには9歳とは思えない大人っぽさがある。 音楽や光の使い方が良かった。エンターテインメント性はないが、良作だと…

夏の終わり

夏が終わろうとしている。ポーティスヘッドの曲が似合う季節になった。 僕は2011年の夏を一生忘れないだろう。真夏にマンションの屋上から飛び降りて若い命を散らした友人Fのせいだ。 しばらく、Fが死んだという事実が常につきまとっていた。朝起きても、ま…

『ドーン』(平野 啓一郎)

2036年のアメリカが舞台。有人火星宇宙飛行船「ドーン」の話と大統領選挙の話が軸になっている。 ウィリアム・ギブスンの小説のように複数の登場人物の視点の話から構成されている。東アフリカにおける戦争の泥沼化という大きな話と佐野明日人というドーンの…

「(500)日のサマー」

構成が凝っていて、退屈しなかった。 別れた後、トムとサマーとの間にドクサの交換がある。しかし、運命と偶然は捉え方の違いでしかないと思う。 『ドリアングレイの肖像』(この本が運命的な出会いに関与しているのだろうか)をカフェで読んでいたとき、た…

「ブラックスワン」@横浜ブルグ13

ダーレン・アロノフスキーは、痛い映画が好きなのか。 「Π」しかり、「レクイエム〜」しかり(他は見ていない)。 今回もそれらに勝るとも劣らぬ痛さがあった。 完成度は高いと思う。ただCGは使わない方がよかった箇所があった。 「白鳥の湖」の主演に抜擢さ…

「しあわせな孤独」

不倫の話は誰かが悪いとは思わない。セシリが医者を求める気持ちはわかる。「私たちはチームね」という医者の奥さんは、自分の運転でヨヒアムの人生を大きく狂わせたことについて、同乗していた娘のように何らかの責任を感じるべきだと思う。夫の不倫も因果…

「SOMEWHERE」@川崎チネチッタ

「ロスト・イン〜」と似ているが、より深い話に仕上がっていると思う。 経済的に成功し、女性からも大モテの男の空虚さというのは実感としてはわからないが、この映画は説得力がある形でそれを提示していたと思う。ラストも好感が持てた。 スティーブン・ド…

「メイド・イン・ホンコン」

1997年の香港映画。 はみ出し者の若者たちを描いた作品。 主演のサム・リーが光っていた。サム・リーは「ピンポン」で見て以来、ずっと気になっていたが、この映画ではサム・リーの魅力が全開になっている。 いしだ壱成に似ているかもしれない。実際DJもやっ…

「しあわせの雨傘」@GENTO YOKOHAMA

台所に囲い込まれた主婦が社会とのつながりを取り戻すという、フェミニストが喜びそうな映画。 主役のカトリーヌ・ドヌーヴは、とうに還暦を過ぎているが、なかなか魅力的だった。太っているが、悪くない太り方だと思う。 ジェラール・ドパルデューは太りす…

「インファナル・アフェア」

疑問箇所もあったが、よかった。冒頭で一気に話を飛ばしているが、予め続編を作ることを想定していたのだろうか。 アンディ・ラウが遺品の携帯電話に掛けるシーンが最高だった。 登場人物が皆、欧米のライフスタイルに染まっていることが気になった。精神科…

「ワンダーランド駅で」

二人の背景が丁寧に描かれていることに好感が持てたし、エマソンのアフォリズムも有効だった。水族館絡みの話も良かった。しかし、ラストが残念。 ブラジル人の男と出会い、最終的にブラジル行きを決めることで興ざめした。仕事はどうするのか? 無責任極ま…

「それでも恋するバルセロナ」

画家の男はセルジュ・ゲンスブールをモデルにしたのだろうか? 画家の男を中心とした三人の女の恋愛話。 ペネロペの魅力がいまいちわからなかった。 スカーレット・ヨハンソンが身を引いたのはなぜだろう? 後半少し失速した感があるが楽しめた。トリュフォ…

「シングルマン」@ブルグ13

冒頭の全裸の主人公が水中でもがくシーンからして、美しく撮られている。接写の多いカメラワークが良かった。 服装や車などで60年代という時代をよく表していたと思う。 銀行で出会った女児の昔のアイドルのような服装が異様に思えた。 コリン・ファースの演…

2010年10月24日のツイート

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2010年10月22日のツイート

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2010年10月21日のツイート

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2010年10月20日のツイート

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2010年10月19日のツイート

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2010年10月18日のツイート

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