2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ヒルズとミッドタウンの間で

六本木勤務になり、社の近所を歩いてみたりしたが、六本木ヒルズと東京ミッドタウンの間あたりに最近のガラス張りのクリーンな印象のビルと好対照を成すビルを発見した。それはTSKCCCターミナルビルという昭和40年代に建てられたビルという話だ。一目で、昭…

『反西洋思想』

この本で初めて「オクシデンタリズム」という言葉を知った。オクシデンタリズムとは憎悪の混じった感情により見られた西洋のイメージという意味だそうだ。オクシデンタリズムを巡る問題は、9・11以降、世界中の関心の的になっているようである(この本は、10…

大学卒業の一日を書いた作品です。 感想など頂けましたら幸いです。「卒業の夜」(原稿用紙24枚)

『モーリス』

若きヒュー・グラントが出演している映画。 20世紀初頭のイギリスを舞台に、大学生から社会人までの青春時代を生きる若者の同性愛に対する葛藤が描かれている。よくできた映画だと思う。 当時の同性愛者に対する偏見は、信じられないほど厳しいが、今の社会…

『世界をよくする現代思想入門』(高田明典)

この本の特徴は、現代思想を世界を幸福にするための思想として捉えていることだ。実は、僕はこの捉え方が引っかかった。ボードリヤールは幸福について考えているようには思えないし、そもそも幸福とは何かという問題がある。脱構築には限界があり、<よい(…