2009-01-01から1年間の記事一覧

「あるいは、裏切りという名の犬」

実話に基づいた話のためかもしれないが、詰め込みすぎに思えた。 ジェラール・ドパルデューの過去も描いて欲しかった。 映像は独特の質感があり、見ごたえがある。 パリの街並みも美しい。

「終わらない季節」(30枚)

北日本文学賞一次落選作品です。 例のごとく、アリの穴にもUPしてあります。 同文学賞は、かなり倍率低いのですが、残念な結果に終わりました。 今回は、応募者数が多かったらしく、例年よりも一週間ほど発表が遅れ、散々じらされました。 せめて発表予定日…

「ファム・ファタール」

冒頭の計画はあまりに無理がないか? モデルが誘惑されなかったら? それに、あの宝石のすり替えがうまく行くはずはない。 【以下ネタばれあり】

「tokyo.sora」

最初は見ていて覗き趣味的な面白さがあったが、 退屈な部分も結構あった。 6人も出す必要があったのか? 可哀想なのは、カフェの女の子だ。彼女はいつも同じアングルから 引きで映されていて、顔がよくわからなかった。 致命的なのは、主だった出来事にリア…

「薬指の標本」

ラストはそこで終わりか、と突っ込みたくなったが、 よくよく考えてみるといい映画だったと思った。 どこかおとぎ話のようなストーリーに思えた。 ラボの所長の男は、知的でありながら粗暴な雰囲気があり、魅力がある。 湾岸の直線的で男性的な風景とPortish…

島の風景

お盆に実家に帰ったときに撮った。 訪れたのは昔、佐渡で一番賑わっていた商店街だが、 今はほとんどシャッター街と化していた。 老舗のラーメン屋。近くに他に営業している店を発見できなかった。 たぶん20年ぶりくらいに入ったと思う。ここで焼きソバを食…

「空気人形」@川崎シネチッタ

メインのストーリーは、心を持ったダッチワイフ・ノゾミと純一との恋愛になるのだろうが、群像劇風で地域の何人かの人物(孤独な老女、過食症の女、メイド好きの少年など)が描かれており、個々の孤独に焦点が当てられている。 ダッチワイフの持ち主である板…

Twitter

最近、始めました。https://twitter.com/arrowindarknessツイッターは気軽に書けるのがいいように思います。 mixiにも同じような機能ができましたが。

「水声通信バタイユ特集号」

バタイユについてさまざまな角度からいろいろな人が書いた論文が収録されている。また、バタイユのインタビュー記事も載っている。 バタイユは学生時代に最も熱心に読んだ作家/思想家だ。バタイユの著作の中でも特に、『文学と悪』に強く惹かれた。同書は僕…

死ぬまでにしたい10のこと

主演はサラ・ポーリー。 実はエンドロールを見て始めて気付いた。 昔「スウィート・ヒアアフター」という映画で始めて見たときはユマ・サーマンに似ているように思ったが、 あれから10年以上が経ち、ユマとは似ても似つかない顔立ちになった。 映画は、スト…

パーフェクト・ブルー

1998年に公開された今敏によるアニメ映画。 インターネットがまだ一般的でなかったり、アイドルが百貨店の屋上で歌っていたり、時代を感じさせる。 話はよくできているし、アニメもきめ細かいが、妄想を通して描くという手法はずるくないか?

祭り終了

提出した作品は、さんざんな結果に終わりました。今回の作品はリライトして、納得行く形でUPしたいと思います。 なお、祭りのまとめサイトはこちらです。http://soubun.s370.xrea.com/

「夏祭り2009」@アリの穴

今年も夏祭りがあります。自分の中では恒例行事になっている感があります。 テンプレは以下の通り。 「おい、そこの君、小説で喧嘩しないか?」 夏に関する作品を書く競作祭です。 テーマ……夏 会 場……「アリの穴」 http://ana.vis.ne.jp/ali/index.html 枚 …

「ミスター・ロンリー」@DVD

いい映画だった。じわりと来る感動がある。 芸術とはこういうものだと思う。

「太陽を盗んだ男」

1979年に公開されたカルト映画で名前は知っていたが、ビデオ屋になく、 借りれなかったが、ついにYahooのレンタルDVDで借りることができた。 中盤くらいまではよかった。後半からストーリーが破綻しているし、カーアクションは、紋切り型というか既視感があ…

「イングリッシュ・ペイシェント」@DVD

話が美しくない。 大作映画らしいあざとい演出にも萎えた。 別件ですが、先週しばらくYahooのサーバーダウンのため、HPを表示できませんでしたが、閉鎖したわけではありません。今は復活しています。

「ウインター・ソング」@Gyao

金城武の出ている映画の中で一番よかったと思う。 三角関係と過去の恋愛をテーマにした「グレート・ギャツビー」に似た設定の話なのだが、 映画内でミュージカル風映画を撮影していて、その映画内映画で恋愛を注釈するという手法が凝っていると感じた。 ジョ…

抜歯

昨日親知らずを抜いた。 抜くと決まったときから、ずっと恐怖だったが。 最初、麻酔を何回も打つ。これがチクチクして痛い。 その後、抜く作業に入る。 まず、削る必要があるということで、奥歯を削る。 その後、力がかかる。 このとき患者も抵抗する必要が…

「サガン―悲しみよこんにちは―」

サガンその人を知らないから何ともいえないがいえないが、役者の演技が不自然な感じだった。 あと、一人の役者で一生を演じさせるのは無理があるか。 映画は、サガンの人生を全体的に描いているが、そのためかやや散漫に感じた。 ただ、サガンの(たぶんどこ…

「新しい季節」(4,577字)

新しい小説UPしました。 アリの穴「コテオブザセンチュリー」祭り出品作品です。 昔書いたものをリライトしました。【あらすじ】 恋人・郁子と別れた直後の土曜日、傷心を抱えたまま立川の街に繰り出す邦章。最初に訪れたゲーセンでは、カップルで来ている相…

L'etranger

原書で読んだ。邦訳を参照しながらだが。高校生のとき読んでそれきりでだったが、やはり原文で読むべきだなと思った。新潮文庫の『異邦人』の訳文はあまりに古臭い(「菜っ葉服」なんていまどき使う人がどれだけいるだろうか)。 よく考えられた小説だと思う…

『ある島の可能性』

ある島の可能性作者: ミシェルウエルベック,クサナギシンペイ,Michel Houellebecq,中村佳子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/02/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 136回この商品を含むブログ (55件) を見る 読了した。 ある程度は予想できた結末…

気がついたら久しぶりの日記になってしまった。 仕事はあまり順調ではない。4月はどうにか最低限の額を稼ぐことができたが、5月は今までのところ4月以上に厳しい。それでもGWは出かけたり、買い物したりして、散在してしまった。 4日にクラブイベント@Womb…

新しい小説

書きました。「ワンナイトラブ」(8,011字)「刻印」(3,764字)Texpoのページからどうぞ

温かい暗闇

ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきた。 8人のパーティで視覚障害者のアテンドの付き添いで完全な暗闇の世界を冒険するというイベントである。 完全な暗闇では決して目が慣れることはない。目を瞑ったままの状態と同じである。頼れるのは声と杖と手触…

「世界の涯てに」@Gayo

金城武とケリー・チャンが共演している香港とスコットランドを舞台にしたラブストーリー。 BGMに「Dance me to the end of love」が使われている時点で、大いに盛り上がった。 この曲は最も好きな曲の1つだからだ。 映画はよくできている。欠点らしい欠点も…

「パラダイス・ナウ」@Gyao

自爆テロを扱った社会派の映画だが、ストーリーがよくできている。 二人の青年のテロに対する意識が入れ替わるのがよかった。テロが正しいと信じていた確信が揺らぎ、もう一人はテロへの確信を強める。 ラストについては書かないが、好きな終わり方だった。 …

あしたのジョー2

小学生の頃に初めて見て、高校生の頃にも見たアニメで、 最も思い入れの強いアニメの1つだ。 1日に10話分見たり、すごい勢いで見てしまった。 久しぶりに見ると、懐かしさがこみ上げてきた。 描かれているのは昭和の時代であり、そういう面も懐かしく感じた…

最近見た映画@Gyao

「ドッグバイトドッグ」 2006年の香港映画。 凄腕の殺し屋(エディソン・チャン)とワイ刑事(サム・リー)を含む刑事陣営が激しいバトルを繰り広げる。 人殺しのシーンが売りの映画だと思う。刑事が次々と残酷な殺され方で殺されていく。 一人生き残ったワ…

ターンAターン

1999年に放映されたガンダムシーズ・∀ガンダムの全50話を見た。 ∀とは集合の記号で、すべてのガンダムを含むという意味だそうだ。 揚棄されたガンダムが目指したところだろうか。 ガンダムのデザインは、確かに不恰好だが、見ている内にそんなに悪くないよう…