『モーリス』

若きヒュー・グラントが出演している映画。
20世紀初頭のイギリスを舞台に、大学生から社会人までの青春時代を生きる若者の同性愛に対する葛藤が描かれている。

よくできた映画だと思う。
当時の同性愛者に対する偏見は、信じられないほど厳しいが、今の社会にも同じように排除される人間は存在する。映画では、自分に忠実にアウトサイダーとして生きることと社会に組み込まれて生きることのどちらが幸せかという問いが提起されているように思える。